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結論から言うと
投資は時間がなくても、専門知識がなくても大丈夫!本書を読めば、仕事や育児で忙しい人でも「トイレ休憩」などのスキマ時間だけで実践できる、再現性の高い株式投資法がわかります。 優良なIPO銘柄(新しく上場した会社の株)に的を絞り、「長期保有」と「短期売買」を組み合わせることで、株価10倍以上の「無限の利益」を目指せるようになります。
1 この本を読むと得られること
- 忙しい毎日が「ボーナスタイム」に変わる投資法がわかる 本業と3人の子育てで多忙な著者が、どうやってトイレ休憩などのわずかな時間で約6000万円もの利益を上げたのか。その具体的な「トイレスマホ投資術」がわかります。もう「時間がないから投資は無理」なんて言わせません!
- お宝株「テンバガー(10倍株)」候補の見つけ方がわかる 約4000社もある上場企業から宝探しをするのは大変。でも著者は、年間100社程度の「IPO銘柄」に絞り込みます。さらに「時価総額200億円以下」「創業社長が大株主」など、誰でもマネできる11の具体的なチェックリストで、効率よくお宝候補を見つける方法を教えてくれます。
- 大損しにくい「買い時」と「売り時」がわかる 「良い株を、いかに安く買うか」が重要。著者はPER(株価の割安度を示す指標)を重視し、高すぎる株には手を出しません。市場全体がパニックで下がった時や、良い決算なのに株価が下がった時こそチャンス!と、リスクを抑えて利益を狙う具体的なタイミングが学べます。
- 1つの銘柄で無限に稼ぐ「合わせ技」が身につく この本のキモは、ただ株を買って待つだけではないこと。将来有望な株をじっくり長期保有しながら、同じ銘柄で短期売買を繰り返してコツコツ利益を稼ぐ「無限10倍株」という戦略を解説。資産を雪だるま式に増やすための具体的なテクニックがわかります。
2 こんな人におすすめ
- 仕事や子育てが忙しくて、投資の勉強や取引に時間をかけられない人
- 個別株投資に興味はあるけど、何から手をつけていいかわからない初心者
- これまで投資でうまくいかず、負け続けて自信をなくしている人
- インデックス投資だけでは物足りず、もっと大きなリターンを狙いたい人
- 2024年から始まった新NISAで、どんな株を買えばいいか迷っている人
3 もう少し詳しく解説
この本の著者「テンバガー投資家X」さんは、特別な才能を持った投資家ではありません。実は、投資を始めてから15年間も負け続け、学生時代に貯めた奨学金もほとんど溶かしてしまったという苦い経験の持ち主です。
そんな彼が、本業と育児に追われる中でたどり着いたのが、本書で紹介されている**「IPOセカンダリ投資」**でした。
これは、新規上場(IPO)する会社の株を、抽選に当たらなくても「上場した後に市場で買う」という、誰でも参加できる投資法です。年間約100社程度しかないので、忙しい人でも全銘柄をチェックできます。
本書のすごいところは、このIPOセカンダリ投資をさらに進化させた**「無限10倍株」**という独自の戦略にあります。
- 【コア戦略】長期保有でテンバガーを狙う 著者が示す11の条件で厳選した「これは!」という銘柄を、現物株でじっくり保有。株価が2倍、3倍、そして10倍(テンバガー)になるのを待ちます。
- 【サテライト戦略】短期売買でコツコツ稼ぐ 長期保有しているのと同じ銘柄で、短期的な値動きを利用して売買を繰り返します。例えば「良い決算だったのに株価が下がった」というようなチャンスを狙って買い、少し上がったら売る。この小さな利益が、次の投資の資金になったり、生活を豊かにしてくれたりします。
この2つを組み合わせることで、株価が10倍になるのをただ待つだけでなく、その過程でも利益を生み出し続けられるのです。
「株のことはよくわからない」という人でも、具体的な取引履歴やチャートが豊富で、まるで著者の隣でトレードを見ているかのように学べます。15年間の失敗から得た教訓が詰まっているからこそ、その言葉には重みと説得力があります。投資で人生を変えたい、そう思うすべての人の背中を押してくれる一冊です。