目次
結論から言うと
この本のすごいところは、「断捨離は単なるモノ捨てじゃなく、自分を主役にして人生を最高に楽しむためのトレーニングなんだ!」って心から思えること。 これを読めば、モノと情報に振り回される毎日から卒業して、心にゆとりがある快適な暮らしを手に入れる第一歩を踏み出せますよ!
1 この本を読むと得られること
- 「捨てられない病」を治す魔法の言葉がわかる 「まだ使えるし、もったいない…」これ、片付けられない人の合言葉ですよね。この本では、その「モノ軸」の考え方を「今の私に必要?心地いい?」という**「自分軸」**に変える方法を教えてくれます。マンガだから、「なるほど!」ってストンと腑に落ちるんです。
- リバウンドしない「片付け筋」が手に入る せっかく片付けても、すぐ散らかる…。そんな経験ありませんか?断捨離は「筋トレ」と同じで、一度やったら終わりじゃないんです。この本を読むと、「散らかっても大丈夫!今の私ならすぐ元に戻せる!」と思えるようになります。失敗を恐れず、自分のペースで続けられる心の筋力がつきます。
- 「あれ、どこだっけ?」のイライラから解放される 毎日探し物をしている時間って、本当にもったいない!著者が断捨離を通して「探さない生活」の快適さを手に入れる様子は、見ていて爽快です。モノの定位置が決まるだけで、どれだけ時間と心に余裕が生まれるかが具体的にわかります。
- 自分を大切にするってどういうことか体感できる 散らかった部屋にいると、なぜか気分まで落ち込みますよね。この本は、「部屋を整えることは、自分自身を大切に癒すこと」だと教えてくれます。キレイな部屋で朝を迎える、お気に入りのカップでコーヒーを飲む…そんな日々の小さな幸せが、人生を豊かにしてくれることに気づかされます。
2 こんな人におすすめ
- 部屋がモノであふれていて、どこから手をつけていいか途方に暮れている人
- 「もったいない」「いつか使うかも」が口癖で、なかなかモノを捨てられない人
- 片付けを始めても、ついアルバムや手紙を読みふけってしまい、気づけば夕方…なんて経験がある人
- 散らかった部屋を見るたびにイライラしたり、「私ってダメだな…」と自己嫌悪に陥りがちな人
- 「なんだか毎日パッとしない。人生変えたいな」と思っているけど、具体的な行動に移せていない人
3 もう少し詳しく解説
この本の主人公は、著者のなとみみわさんご本人。50歳を前にひとり暮らしを始め、「人生の第2章は絶対に幸せになる!」と決意。でも、昔からの面倒くさがり屋で部屋はぐっちゃぐちゃ…。そんなリアルな「片付けられない人」が、断捨離の提唱者であるやましたひでこさんの教えをもとに、汚部屋からの脱出に奮闘します。
一番面白いのが、片付けを邪魔する“あるある”な心理を**「妖怪」として描いているところ。「まだ使えるのに…」とささやく「妖怪もったいない坊や」や、片付けのやる気を奪う「双子妖怪めんどくせぇ~&まぁいっか~」**など、思わず「うちにもいる!」と共感してしまうはず。
でも、この本が伝えたいのは、ただの片付けテクニックではありません。
キーワードは**「自分軸」**。
これまでの私たちは、無意識に「モノ」を主役にしていました。「まだ使えるか?(モノ軸)」で考えていたから、捨てられなかったんです。断捨離は、その主役を「自分」に取り戻す作業。「今の私にふさわしいか?(自分軸)」でモノを選び抜くことで、本当に大切なものだけが残ります。
この「自分との対話」を繰り返すうちに、著者はモノだけでなく、時間の使い方や人間関係まで見直すようになります。SNSで他人と比べて落ち込むのをやめ、自分を幸せにすることに時間とお金を使うようになるんです。
散らかった部屋で適当な食事をしていた彼女が、整ったキッチンで自分のために野菜スープを作るシーンは、まさに「自分を大切にする」ということがどういうことかを象徴しています。
「断捨離したら、幸せになれるの?」という最初の疑問に、この本は「なれる。だって、自分を大切にする方法がわかるから」と力強く答えてくれます。読書が苦手でも、マンガだから3分どころか夢中で一気に読めてしまうはず。読み終えた頃には、「よし、私もやってみよう!」と、目の前のゴミを一つ捨てたくなっていること間違いなしですよ。