目次
結論から言うと
この本の片づけ術が本当にすごいのは、ただ部屋がキレイになるだけじゃなく、家族みんなで協力する仕組みだから絶対にリバウンドしないこと!「捨てる」から始めないので、モノを大切にしたい人や家族のモノを勝手に捨てられない人でも、安心して始められます。
1 この本を読むと得られること
- リバウンドしない片づけの「基本」が身につく 片づけというと「掃除」や「収納」を思い浮かべがちですが、この本で सबसे大事なのは「整理」、つまりモノを正しく分けること。まずは家にある全てのモノを「使っているモノ」と「使っていないモノ」に分けるだけ。この最初のステップを徹底するから、後の収納や掃除が驚くほどラクになります。
- 家族を「敵」から「最高の仲間」に変える方法がわかる 「片づけてもすぐ散らかる…」その原因は家族かも?この本では、片づけを始める前に「家族会議」を開くことを推奨しています。「このリビングでどう過ごしたい?」「タオルの枚数は何枚がベスト?」など、みんなの意見を聞くことで、片づけが「ママだけの仕事」から「家族みんなのプロジェクト」に変わります。子どもも夫も、自分の意見が尊重されると、驚くほど協力的になりますよ。
- もう収納グッズをムダに買わなくなる 「おしゃれな収納ボックスを買えば片づくはず!」と思っていませんか? 本書では「収納グッズを先に買うのは絶対NG!」と断言しています。まずは「整理」をして本当に必要なモノだけを残せば、収納スペースには必ず余裕が生まれます。空いたスペースに、家にある空き箱や牛乳パックを使って「仮置き」してみる。これだけで、ムダな出費がゼロになります。
- 「捨てる」ことへの罪悪感から解放される 「これ、捨てていい?」と聞くから「ダメ!」と言われるんです。この本では「捨てる」という言葉を使いません。判断基準は、あくまで「今、使っているかどうか」。使っていないモノも「思い出の品」として大切に保管する方法や、手放すときの方法(リサイクル、寄付など)も丁寧に解説されているので、罪悪感なくモノと向き合えます。
2 こんな人におすすめ
- 片づけても、すぐに家族に散らかされてイライラが爆発しそうな人
- 「これ捨てていい?」と聞くたびに、家族とケンカになる人
- おしゃれな収納ボックスを買ったのに、中身が謎のブラックボックスと化している人
- 子どもの作品や思い出の品が捨てられず、物置部屋がパンク寸前の人
- 「片づけなきゃ…」と思いつつ、どこから手をつけていいか分からず途方に暮れている人
3 もう少し詳しく解説
著者と監修者の最強タッグ!
この本が特別なのは、著者と監修者の組み合わせにあります。 著者のうだひろえさんは、片づけが苦手なごく普通の主婦であり、コミックエッセイスト。だからこそ、読者は「わかる!うちも同じ!」と共感しながら、うださんと一緒に片づけに挑戦していく感覚で読み進められます。
監修の水谷妙子さんは、元無印良品の商品開発担当という経歴を持つ整理収納アドバイザー。彼女自身もかつては片づけられない人間だったからこそ、理論的でありながら、挫折しがちな人の心に寄り添った的確なアドバイスをくれます。
マンガだから、挫折しない
活字だけの本だと眠くなってしまう…という人でも大丈夫!全編マンガ形式なので、まるで物語を読むように、片づけのノウハウがスルスル頭に入ってきます。「セロハンテープどこ〜?」という日常のイライラから、家族で協力して家が生まれ変わっていく様子まで、リアルなストーリーに引き込まれること間違いなしです。
片づけは「自分と家族を知る」旅
この本で紹介される片づけは、単なるお掃除テクニックではありません。文房具という小さなモノから始まり、リビング、キッチン、クローゼットとステップアップしていく過程で、「自分や家族が本当に大切にしたいモノは何か?」という価値観に気づかされます。
片づけを通して家族と対話し、お互いの気持ちを尊重することで、家がきれいになるだけでなく、家族の絆まで深まっていく。そんな幸せな変化を、あなたも体験してみませんか?