目次
結論から言うと
この本は、ただのグルメガイドブックではありません。「食」を通じて世界中の文化や人々のリアルな暮らしに触れる楽しさを教えてくれる、漫画で読む旅のエッセイです。 読めばきっと、未知の料理への好奇心で胸がいっぱいになり、「次の休みはどこへ行こう?何を食べよう?」とワクワクが止まらなくなりますよ!
1 この本を読むと得られること
- 世界中のローカルフード知識が手に入る! モンゴルの塩辛いミルクティーに餃子が入った「バンシタイツァイ」や、スペインのパスタで作るパエリア「フィデウア」など、ガイドブックには載っていないような珍しい料理にたくさん出会えます。「へぇ、世界にはこんな食べ物があるんだ!」という驚きの連続です。
- リアルな旅を疑似体験できる! 著者は10年以上旅を続けるベテランバックパッカー。メニューが読めずに指差しで注文したり、現地の不思議な食材に戸惑ったり、言葉が通じないながらも現地の人と交流したり…。そんなドタバタでリアルな旅のエピソードが満載で、まるで自分が旅しているかのような気分を味わえます。
- 未知の食文化への好奇心が爆発する! 「なんでこんな組み合わせなの!?」とツッコミたくなる料理から、想像を絶するおいしさの料理まで、著者の素直なリアクションと共に紹介されます。食わず嫌いがなくなり、新しい食べ物にどんどん挑戦したくなるはずです。
- 旅の計画がもっと楽しくなるヒントが見つかる! 「次の旅行ではこれを食べてみたい!」と思える料理がきっと見つかります。旅の目的が「観光」だけでなく「食」にも広がり、あなたの旅をより一層豊かなものにしてくれるでしょう。
2 こんな人におすすめ
- 海外旅行に行きたいけど、時間やお金がなくてなかなか行けない人
- いつも同じような料理ばかりで、新しい味に出会いたいと思っている人
- 有名な観光地よりも、現地の人のリアルな生活や文化に興味がある人
- 活字ばかりの本は苦手だけど、漫画やイラストが多い本ならサクッと読める人
- 食べるのが大好きで、グルメ番組や料理漫画をついつい見てしまう人
3 もう少し詳しく解説
この本の著者、低橋さんは、旅費を貯めては海外へふらっと出かけるバックパッカー。そんな彼女が世界中を旅して出会った「思い出の旅ごはん」を、ユニークな漫画と軽快なエッセイで紹介しています。
この本の最大の魅力は、ただのグルメ紹介で終わらないところ。トルコで唐辛子のピクルスを食べすぎてお腹を壊したり、バングラデシュで珍しさから現地の人々に囲まれて焦ったり、リアルな失敗談やドタバタエピソードが満載なんです。著者の飾らない人柄が伝わってきて、思わずクスッと笑ってしまいます。
紹介されている料理は、インドの濃厚チーズカレー「シャヒ・パニール」やベトナムの米粉麺「フーティウ」といった比較的知られたものから、ブルネイのデンプン料理「アンブヤット」のような、名前を聞いても全く想像がつかないものまで実に30種類以上!
最初は「空腹を満たせればいい」と食に無頓着だった著者が、旅を通じて様々な食文化に触れ、「食は生きることそのものだ」と意識が変わっていく過程も描かれています。この本を読み終える頃には、あなたもきっとお腹が空いて、そしてどこかへ旅に出たくてたまらなくなっているはずです。