たった10分でOK!元プロが教える『朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術』

朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

東洋経済新報社
ISBN: 4492733434
4分で読める

結論から言うと

株の短期トレードは、チャート分析よりも「板読み」をマスターすれば勝率が格段に上がります。この本を読めば、毎日わずか10分、朝の始業前にトレードを完結させて、お小遣いを稼ぐ具体的なノウハウが身につきます。

1 この本を読むと得られること

  1. サラリーマンでもできる「朝10分」デイトレード術 株式市場が始まる午前9時からわずか10分で勝負を決める方法がわかります。一日中PCに張り付く必要がないので、本業がある人でも無理なく実践できるのが最大の魅力です。
  2. プロが使う「板読み」の基本 「板情報」(どの価格にどれくらいの売買注文が入っているかを示す情報)から、株価の次の動きを予測するスキルが身につきます。チャートよりも早く値動きのサインを掴むための「強い板」「弱い板」の見分け方など、プロの視点が学べます。
  3. 具体的な銘柄選びの基準 どんな銘柄でも「板読み」が通用するわけではありません。著者が実践する「板読みに適した銘柄」の探し方がわかります。例えば、超大型株は避け、出来高が一定以上ある銘柄を選ぶなど、すぐに使える基準が満載です。
  4. 負けをコントロールするリスク管理術 勝つこと以上に「負けない」ことを重視するプロの思考法が理解できます。1日あたりの最大損失額を決めるルールや、含み損を翌日に持ち越さない「オーバーナイト厳禁」の鉄則など、資産を守りながら利益を積み上げるためのメンタルとルールを学べます。

2 こんな人におすすめ

  • 株のデイトレードに挑戦したいけど、日中は仕事でPCを見られないサラリーマンの方
  • チャートやテクニカル指標の勉強が難しくて挫折してしまった方
  • つい感情的になってしまい、「損切り」がうまくできない方
  • なんとなくの感覚で売買して、結局損ばかりしている方
  • スキマ時間を使って、お小遣いや副収入を稼ぎたいと考えている方

3 もう少し詳しく解説

著者ってどんな人?

著者の坂本慎太郎(Bコミ)氏は、証券会社のディーラーとして年収1億円を稼ぎ出し、その後は大手生命保険会社でファンドマネージャーも経験した、まさに「投資のプロ中のプロ」。短期売買の現場と、長期投資の世界の両方を知り尽くしているからこそ語れる、実践的なノウハウが本書には詰まっています。

この本のすごいところは「板読み」一本集中!

株式投資の本というと、難しい経済の話や複雑なチャート分析が並んでいるイメージがありませんか?でも、この本は違います。テーマはただ一つ、**「板読み」**です。

「板」とは、株の売買注文がリアルタイムで表示される一覧表のこと。著者は「板情報の読み方さえ理解すれば、他のテクニカル指標の見方など知らなくてもいい」と断言します。なぜなら、投資家たちの「買いたい」「売りたい」という生々しい欲求が、最も早く表れるのが板情報だからです。この板から市場心理を読み解き、株価の“5手先”を読む具体的なテクニックを、初心者にも分かりやすく解説しています。

なぜ「朝の10分」が最強なのか?

本書のキモは、トレード時間を**「午前9時~9時10分」**に限定する点です。市場が始まった直後は、まだ参加者が少なく「板が薄い」状態。このタイミングを狙えば、少額の買いで株価が動きやすく、短時間で利益を確定しやすい「ゴールデンタイム」なのだそう。この時間帯に集中することで、本業に支障をきたすことなく、効率的に稼ぐことが可能になります。

結局はメンタルが一番大事

どんなに優れた手法を学んでも、メンタルがブレては勝てません。本書の最終章は、丸ごとメンタル管理の話に割かれています。

  • 「体調が悪いときは休む」
  • 「ゲン担ぎに意味はない」
  • 「ライバルはいらない」
  • 「含み損のオーバーナイトは厳禁」

など、元ディーラーならではのリアルな教訓は、トレードだけでなく、日々の仕事や生活にも活かせるヒントに満ちています。

「投資は運ではなく技術」と著者は言います。本書で紹介されている「同値売買(買った値段と同じ値段で売る練習)」などを通じて技術を磨けば、あなたも相場の世界で勝ち残れるかもしれません。まずは朝の10分から、プロの世界を覗いてみませんか?

この本を読んでみたくなりましたか?

気になった方は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください。

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