【3分で要約】忙しい人でもOK!『一晩寝かせてしっかり儲けるオーバーナイト投資術』で株の持ち越しを味方につける方法

一晩寝かせてしっかり儲けるオーバーナイト投資術

一晩寝かせてしっかり儲けるオーバーナイト投資術

東洋経済新報社
ISBN: 4492733493
4分で読める

結論から言うと

この本の投資法は超シンプル! 「夕方買って、朝売る」だけなんです。 日中、株価に張り付く必要がないので、忙しいあなたでも実践できる「1泊2日の投資術」が身につき、株を持ち越す恐怖をコントロールしながら利益を狙えるようになりますよ。

1 この本を読むと得られること

  1. 日中の時間を拘束されない投資法がわかる 取引するのは、市場が閉まる直前の「大引け(15時)」と、翌朝始まる「寄り付き(9時)」だけ。日中は仕事や家事に集中できるので、サラリーマンや主婦の方にぴったりのスタイルです。
  2. 株価下落に強いリスク管理術が身につく 「買い」だけでなく、株価が下がると利益になる「カラ売り」も同時に行うのがこの手法のキモ。相場全体が暴落しても、片方の損失をもう片方の利益でカバーできるので、大きな損失を避けやすくなります。これで「持ち越しが怖い…」という悩みも軽くなります。
  3. 利益が出やすい銘柄の具体的な見つけ方がわかる 「どんな株を選べばいいの?」という疑問に、本書は明確に答えてくれます。「値上がり率ランキング」から候補を見つけ、「急騰した後の反発」といった特定のチャートパターンを狙う方法など、初心者でも真似しやすい具体的なテクニックが満載です。
  4. 相場の状況に合わせた柔軟な戦略が学べる 相場が良い時も悪い時も同じやり方では勝てません。本書では、日経平均株価の動きを見て「今の相場は上昇傾向か、下落傾向か」を判断し、それに合わせて「買い」と「売り」の投資金額のバランスを変える方法を教えてくれます。これにより、どんな相場でも戦えるようになります。

2 こんな人におすすめ

  • 日中は仕事で株価をまったくチェックできないサラリーマン
  • デイトレードに疲れてしまい、もっと落ち着いて取引したい人
  • 株を持ち越すのが怖くて、いつもその日のうちに決済してしまう人
  • 「昨日売った株が、今朝すごく上がってて悔しい…」という経験がある人
  • 大きな一発逆転より、小さな利益をコツコツ積み重ねていきたい堅実派の人

3 もう少し詳しく解説

著者はどんな人?

著者の二階堂重人さんは、20年以上勝ち続けている現役の専業トレーダー。もともとはデイトレードで稼いでいましたが、「自分がデイトレで売った銘柄が、翌朝に大きく値上がりして悔しい思いをした」という経験から、この「オーバーナイト投資術」を編み出しました。トレーダーならではのリアルな視点が、本書の説得力を高めています。

この投資法のユニークな点は?

この本の最大の特徴は、「買い」と「売り」を両方持つことでリスクを管理するという点です。これを「両建て」と言います。

株式投資で一番怖いのは、夜間に海外で悪いニュースが出て、翌朝に手持ちの株が暴落することですよね。しかし、この手法なら大丈夫。買いポジションが損失を出しても、同時に持っている売りポジション(カラ売り)が利益を生んでくれるので、ダメージを最小限に抑えられるのです。むしろ、相場が大きく動くほどチャンスになります。

この投資術が狙うのは、前日の終値と翌朝の始値の価格差、通称**「窓開け(ギャップアップ/ダウン)」**です。夜間のうちに「買いたい人」や「売りたい人」の需給が偏ることで生まれるこの価格差を、効率的に利益に変えていく、非常に合理的な手法と言えます。

具体的にはどうやるの?

基本は3ステップでとてもシンプルです。

  1. 銘柄を選ぶ(14時頃〜):「値上がり率ランキング」などから、翌朝に値上がりしそうな銘柄(買い候補)と、値下がりしそうな銘柄(売り候補)を探します。
  2. 大引けでポジションを持つ(15時):選んだ銘柄を、市場が閉まる直前に「買い」と「カラ売り」で注文します。
  3. 寄り付きで決済する(翌朝9時):翌朝、市場が開くと同時にすべてのポジションを決済します。利益が出ていても、損失が出ていても、機械的に手放すのがルールです。特に、**損失が出た場合に必ず決済する「ロスカット(損切り)」**の徹底が、長く生き残る秘訣だと著者は強調しています。

このシンプルなルールを守りながら、「買い」と「売り」のバランスを相場状況に応じて調整していくことで、リスクを抑えながら着実に資産を増やしていく。それが『オーバーナイト投資術』の全貌です。日中の時間を奪われずに株式投資をしたいと考えているなら、間違いなく読む価値のある一冊です。

この本を読んでみたくなりましたか?

気になった方は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください。

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