「なんとなく不調」は自律神経が原因かも? 3分でわかる『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』

眠れなくなるほど面白い図解自律神経の話

眠れなくなるほど面白い図解自律神経の話

ISBN: 4537217766
3分で読める

結論から言うと

あなたの「なんとなく不調」は、気のせいではありません。その多くは、活動モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」からなる「自律神経」のバランスが崩れていることが原因です。この本を読めば、なぜ不調が起きるのかが分かり、簡単な習慣でそのバランスを整え、心も体もスッキリさせることができます。

1 この本を読むと得られること

  1. 「原因不明の不調」の正体がわかる 「疲れやすい」「よく眠れない」「イライラする」といった、病院では「異常なし」と言われる症状の多くが、自律神経の乱れによるものだと理解できます。自分の体の状態を客観的に把握できるようになります。
  2. 今日からできる具体的な改善策が手に入る 難しい理論だけでなく、「朝一杯の水を飲む」「1:2の呼吸法を試す」「寝る前に1分ストレッチをする」など、誰でもすぐに始められる超具体的なテクニックが満載です。
  3. ストレスに強い心と体をつくるヒントが見つかる ストレスが自律神経にどう影響するかがわかります。ストレスをなくすのではなく、上手に付き合うための考え方や、イライラした時の気持ちの切り替え方が身につきます。
  4. 食事や運動の「ほんの少しのコツ」がわかる 何を食べるかだけでなく、「いつ」「どうやって」食べるかが重要だと学べます。また、激しい運動ではなく、ウォーキングや正しいスクワットなど、自律神経を整えるための最適な運動法を知ることができます。

2 こんな人におすすめ

  • いつも疲れが取れず、体が重だるいと感じている人
  • 理由もなくイライラしたり、急に不安になったりすることが多い人
  • 寝つきが悪かったり、眠りが浅かったりと、睡眠に悩んでいる人
  • 病院で検査しても「特に問題ない」と言われるのに、体調がすぐれない人
  • パフォーマンスを上げて、毎日を元気に過ごしたいと思っている人

3 もう少し詳しく解説

本書の著者である小林弘幸先生は、順天堂大学医学部の教授で、自律神経研究の第一人者。数多くのアスリートや文化人のコンディション管理も手掛けています。

本書の魅力は、その分かりやすさにあります。自律神経を「アクセル(交感神経)」と「ブレーキ(副交感神経)」に例え、なぜ現代人はアクセルを踏みっぱなしで疲弊してしまうのかをイラスト付きで解説。多くの人が抱える不調の根本原因に、ストンと腑に落ちる形で気づかせてくれます。

特に重要なポイントは以下の3つです。

1. 腸内環境を整える 「腸は第二の脳」と言われるほど、心の状態と深く結びついています。幸せホルモン「セロトニン」の約95%は腸で作られるため、発酵食品などを積極的に摂り、腸内環境を整えることが、精神的な安定に直結します。

2. 呼吸を意識する イライラしたり緊張したりすると、呼吸は浅く速くなります。本書で紹介されている「1:2の呼吸法(吸う時間の倍の時間をかけて吐く)」を意識するだけで、副交感神経が優位になり、驚くほど心が落ち着きます。

3. 頑張りすぎない 健康のためにとハードな運動をしたり、ストイックな食事制限をしたりするのは逆効果。自律神経を整えるには、「ゆっくりとした運動」や「楽しんで食事をすること」が大切です。一日一個の片付けなど、小さな成功体験を積み重ねることが、心の余裕と安定につながります。

この本は、ただ知識を与えるだけでなく、「これならできそう」と思える具体的な行動を教えてくれます。「なんだか調子が悪い」と感じているなら、この本があなたの心と体を整える最高のガイドブックになるはずです。

この本を読んでみたくなりましたか?

気になった方は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください。

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