目次
結論から言うと
この本は、心理学の裏ワザを使って、イヤな人を黙らせたり、気になる人に好かれたり、交渉を有利に進めるための「禁断のテクニック」を図解で教えてくれる一冊です。これを読めば、人間関係の主導権を握り、仕事やプライベートのストレスから解放されること間違いなしです！
1 この本を読むと得られること
- 相手の本音やウソを瞬時に見抜くスキル 「目は口ほどにものを言う」ということわざ通り、相手の目の動きやちょっとした仕草、口癖から、考えていることやウソをついているサインを読み解く方法がわかります（右利きの人はウソをつくとき、視線が右上にいきがち、など）。これで、もう相手の言葉に騙されたり、人の顔色をうかがって疲れたりすることはありません。
- 誰とでもうまくいく！好感度アップの魔法 ただ褒めるのではなく、相手の心に響く「キラーワード」の使い方や、相手がコンプレックスに感じていることを長所に変えて伝える技術が身につきます。まずは自分から好意を示す「好意の返報性」をうまく使えば、苦手な上司や気になる異性とも自然と仲良くなれます。
- 難しいお願いも「YES」に変える最強の交渉術 絶対に断られそうな頼みごとでも、YESと言わせるテクニックが満載です。最初にわざと無茶な要求をして断らせ、本命の要求を通しやすくする「ドア・イン・ザ・フェイス」など、ビジネスやプライベートで使える交渉の裏ワザを知れば、もうお願い下手とは言わせません。
- 恋愛も思いのまま！異性を虜にするテクニック 「暗闇効果」や「吊り橋効果」といった、恋愛に効く心理効果を活かしたデートプランや、普段とのギャップで相手の母性本能をくすぐる方法など、気になるあの人を夢中にさせるための具体的なアプローチがわかります。もう恋のチャンスを逃しません！
2 こんな人におすすめ
- 職場の人間関係でいつも損していると感じる人（例：「イヤな上司の無茶ぶりを断れない」「同僚にうまく利用されている気がする」）
- 口下手で、交渉やセールスが苦手な人（例：「自分の意見をうまく伝えられない」「お願いごとをすると、いつも断られてしまう」）
- 気になる人がいるけど、どうアプローチしていいかわからない人（例：「好きな人との距離の縮め方がわからない」「デートに誘っても会話が続かない」）
- 人の顔色ばかりうかがって疲れてしまう人（例：「相手が何を考えているかわからなくて不安」「ウソを見抜けず、後で後悔することが多い」）
3 もう少し詳しく解説
本書の監修は、ビジネス心理研究家として多くの企業研修やセミナーで活躍されている神岡真司さん。最新の心理学をベースにした指導に定評があり、本書の前身である『ヤバい心理学』は35万部を超える大ベストセラーになっています。
この本の最大の特徴は、なんといっても「図解」が豊富で、めちゃくちゃ分かりやすいこと！難しい心理学の理論も、かわいいイラストで直感的に理解できます。また、「ハロー効果」や「ピグマリオン効果」といった学術的な内容を、どうすれば日常で「ヤバい」くらい効果的に使えるのか、という超実践的な視点で解説しているのが面白いポイントです。
そもそも私たちの脳は、物事を瞬時に判断しようとする「思考のクセ（認知バイアス）」から逃れられません。例えば、イケメンや美人は性格まで良く見えてしまう「ハロー効果」もその一種。この本は、そんな人間の思考の“穴”を逆手にとって、相手を自分の望む方向に誘導する方法を教えてくれます。
これは、他人からの悪意ある誘導を見抜いて自分を守る「盾」にも、自分の要求を通すための「矛」にもなる、まさに禁断の知識。人間関係をゲームのように攻略したいあなたに、ぜひ読んでほしい一冊です。