目次
結論から言うと
あなたが感じる「なんだかおかしい…」という違和感は、政府やメディアが報じない真実を知らせる危険アラームです。この本を読めば、ニュースの裏側を見抜く視点が手に入り、情報に流されず自分の頭で考えて行動できるようになります。
1 この本を読むと得られること
- ニュースの裏を読む力がつく 災害、戦争、経済問題…これらのニュースの裏には、実は「お金の流れ」や特定の誰かが得をする「利権構造」が隠されています。本書を読むと、そうしたメディアが報じない背景を見抜く力が身につきます。
- 身近な暮らしのリスクに気づける 政府が推し進める新NISAやマイナンバーカード、水道や通信インフラの民営化、食料問題など、私たちの生活に直結する政策の本当の狙いやリスクがわかります。自分の身を守るための知識が得られます。
- 情報に騙されない「自分軸」ができる SNSやメディアの情報が、実は政府や巨大企業によって巧みにコントロールされている実態を知ることができます。何が真実で何がウソか、誰かの意見に流されず、自分自身の頭で判断するための「軸」ができます。
- 「どうせ変わらない」という無力感から抜け出せる 「一個人が声をあげても何も変わらない」と思っていませんか?本書では、世界中の普通の市民が力を合わせて社会を動かした感動的な実例が紹介されています。自分にもできることがあると、きっと勇気がもらえます。
2 こんな人におすすめ
- 政治やニュースに興味はあるけど、難しくてよくわからない人
- 政府やメディアの言うことに、なんとなく「本当かな?」と疑問を感じている人
- 新NISAや相次ぐ増税など、最近の急な政策変更に不安を感じている人
- 情報が多すぎて、何を信じたらいいか分からなくなっている人
- 社会の大きな流れに無力感を覚え、あきらめかけている人
3 もう少し詳しく解説
著者はどんな人?
著者の堤未果(つつみ・みか)さんは、国際ジャーナリスト。国連やアメリカの証券会社で働いた経験を持ち、政治、経済、医療など幅広い分野で、公文書や徹底した取材に基づく調査報道を続けている方です。難しいテーマを、誰にでもわかるように解説するのが得意で、数々のベストセラーを生み出しています。
本書の特徴
この本の特徴は、災害、戦争、経済、食料問題といった一見バラバラに見える出来事を、「違和感」というキーワードでつなぎ、その裏にある共通の構造を暴いている点です。具体的な事例が豊富で、まるでミステリー小説を読むように、点と点がつながっていく面白さがあります。
衝撃的な内容を少しだけ紹介!
- 災害の裏で進むヤバい法改正 国民の注目が災害や大事件に集まっている隙に、政府に都合のいい法律をこっそり通す手法を「災害ショック・ドクトリン」と呼びます。本書では、能登半島地震の裏で進められた「地方自治法改正」など、国民が知らないうちに主権が奪われかねない危険な動きを具体的に解説しています。
- 実は日本は「SNS検閲」大国だった? 「ツイッターファイル事件」という衝撃的な内部告発をご存知ですか?各国政府がツイッター社に投稿の削除を要請していた事実が暴露されたのですが、なんとその削除要請件数で、日本は世界トップクラスだったのです。私たちが普段見ている情報がいかに操作されているか、その実態に驚くはずです。
- 新NISAは本当に「買い時」? 政府とメディアが一体となって煽る「新NISAブーム」。しかし、その裏では海外の投資家を儲けさせるための仕組みが作られているのでは?という鋭い問いを投げかけます。「投資の神様」と呼ばれる大富豪たちが次々と株を売り抜ける今、本当に庶民にとって「買い時」なのか、立ち止まって考えるきっかけをくれます。
- 未来は「私たち」が選べる 「民は愚かで弱い」というのは、為政者にとって都合のいい刷り込みにすぎません。本書の最後では、EUの農民一揆やカナダの裁判など、市民が声を上げて未来を変えた実例を挙げ、「違和感」を信じて行動することの重要性を力強く訴えます。読後には、きっと希望が湧いてくるはずです。