【3分で要約】『株価チャートの鬼100則』― なぜあなたは「買ったら下がる」のか?その答えがここに。

株価チャートの鬼100則

株価チャートの鬼100則

ISBN: 4756920667
3分で読める

結論から言うと

チャートの教科書を読んでも株で勝てないのは当然です。なぜなら、そのチャートはプロがあなたをカモにするための"ワナ"として使われているからです。 この本は、そのワナを見抜き、投資家心理を逆手に取って「負けない投資」を実現するための、45年の経験が詰まった超実践的な一冊です。

1 この本を読むと得られること

  1. プロが使う「ダマし」のカラクリがわかる 「良いニュースが出たのに株価が下がる」「いかにも上がりそうな形から急落する」といった現象の裏側を解説。これを知るだけで、悔しい高値掴みや無駄な損失を劇的に減らせます。
  2. 本当に機能する「買い時・売り時」のサインがわかる 本書では「急落後の二つの下ヒゲはチャンス」「宵の明星が出たら逃げろ」など、100個の実践的なサインを紹介。豊富なチャート例で、ひと目で判断できるようになるので、もう売買のタイミングに迷いません。
  3. 見るべきは「ローソク足」だけ!情報過多から解放される 著者は「チャートはローソク足だけでいい」と断言しています。複雑なテクニカル指標に振り回されず、シンプルかつ的確に相場を判断する力が身につきます。
  4. 投資家たちの「心理」を読んで先回りできる チャートは単なる図形ではなく、市場参加者の欲望や恐怖が映し出されたもの。この本を読めば、他の人がパニックで売る場面で冷静に買い、皆が熱狂している時にそっと利益確定する、というプロの思考法が手に入ります。

2 こんな人におすすめ

  • なぜかいつも自分が買うと下がり、売ると上がる…と悩んでいる人
  • たくさんのテクニカル本を読んだのに、一向に勝率が上がらない人
  • 「ストップ高!」というニュースに飛びついて、高値でつかんでしまった経験がある人
  • チャートに線を引いたり、色々な指標を表示させたりして、逆に混乱している人
  • 小手先のテクニックではなく、相場の本質を突いた「一生モノのスキル」を学びたい人

3 もう少し詳しく解説

著者の石井勝利さんは、なんと45年以上も株式市場で戦い続けてきた大ベテラン。「この解説は、私の45年にわたる株式投資生活で生んだ多くの損と成果を踏まえて書いたもので、卓上の遊びではない」と語るように、本書の内容はリアリティと説得力が違います。

本書の最大の特徴は、一般的な教科書のように「この形は買いサインです」と教えるだけでなく、「なぜ、そのサインがダマしになることがあるのか」という"裏側"まで徹底的に解説してくれる点です。

例えば、「出来高が増えて株価が急騰したら買いだ!」と多くの本には書かれていますが、本書では「それこそがプロが売り抜けるために仕込んだワナかもしれない」と警鐘を鳴らします。大口投資家や仕手筋(してすじ:意図的に株価を操るプロ集団)が、個人投資家に買わせるために、いかにチャートを「演出」するのか。その手口が赤裸々に語られています。

本書は、ただチャートの形を暗記させる本ではありません。ローソク足(株価の動きを時系列に沿って図示したもの)一本一本に込められた投資家たちの心理を読み解き、「このチャートを見た他の人たちはどう動くか?」を予測する「裏を読む技」を教えてくれます。

「三羽ガラス」「明けの明星」といった古典的なパターンから、「仕手株特有の癖」「ゲーム株の心理学」まで、全10章、100の法則(鬼100則)で網羅的に解説。すべての項目に実際のチャートがついているので、ビジュアルで直感的に理解できるのも、読書が苦手な人には嬉しいポイントです。

もしあなたが「チャートは難しい」と感じているなら、それは本質を知らないからかもしれません。この本で、チャートの本当の面白さと、市場で生き残るための武器を手に入れてみませんか?

この本を読んでみたくなりましたか?

気になった方は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください。

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