スマホばっかりで大丈夫? 3分でわかる『読書する人だけがたどり着ける場所』で人生に深みを

読書する人だけがたどり着ける場所

読書する人だけがたどり着ける場所

SBクリエイティブ
ISBN: 4797398485
4分で読める

結論から言うと

ネットで情報を眺めるだけでは、知識は「消費」されて消えていくだけ。著者とじっくり向き合う「読書」という体験こそが、あなたの思考や人格に「深み」を与え、人生を本当に豊かにしてくれる唯一の方法なのです。 この本を読めば、ただの物知りではなく、人間的な魅力あふれる「深い人」になるための第一歩を踏み出せます。

1 この本を読むと得られること

  1. ネットの情報に振り回されなくなります ネットサーフィンは、面白いものを次々選んで消費していく「消費者」の行動。一方、読書は著者の世界にじっくり浸る「体験」です。この決定的な違いがわかると、情報の受け止め方が変わり、世の中の出来事をより深く理解できるようになります。
  2. 思考力と人間的な魅力がアップします 「深い人」と「浅い人」の違いは「教養」にあると著者は言います。読書を通じて、一流の著者が持つ物事の捉え方や考え方(=認識力)を自分の中にインストールできます。これが、あなたの会話や考えに深みを与え、人間的な魅力を高めてくれるんです。
  3. 読書が苦手でも、本が楽しめるようになります 「難しい本はちょっと…」という人でも大丈夫!「好きな文章を3つだけ選ぶ」「ツッコミを入れながら読む」など、ゲーム感覚で試せるユニークな読書術が満載です。漫画や映画を活用する方法も紹介されており、無理なく読書習慣を始められます。
  4. 知識が爆発的に増える感覚を味わえます 最初は大変でも、ある点を越えると知識が「細胞分裂」のように爆発的に増えていく、と著者は語ります。「1つのテーマで5冊読めば、その分野の詳しい人になれる」といった具体的な方法も紹介されており、効率的に知識を深めるコツがわかります。

2 こんな人におすすめ

  • 毎日スマホで情報収集してるけど、何も身についていない気がする人
  • 「それってどう思う?」と意見を求められて、ありきたりな答えしかできず悩んでいる人
  • 読書が大事だとわかってはいるけど、途中で挫折してしまう、何から読んでいいかわからない人
  • 自分の考えや人生に、もう一段階「深み」が欲しいと感じている人
  • AI時代に「自分ならではの価値」をどう見つければいいか考えている人

3 もう少し詳しく解説

著者の齋藤孝先生は、明治大学文学部の教授。『声に出して読みたい日本語』などのベストセラーで知られ、NHK Eテレの「にほんごであそぼ」を監修していることでも有名ですよね。教育のプロが、現代人にとっての「読書の価値」を、熱く、そして分かりやすく語りかけます。

この本のすごいところは、ただ「本を読もう!」と言うだけでなく、「なぜネットじゃダメなのか?」という現代人ならではの疑問に、真正面から答えてくれる点です。

「消費者」から「読者」へ

著者は、ネットで文章を読む私たちは「消費者」だと言います。面白くなければすぐにページを閉じ、次から次へと情報を消費していく。これでは知識は積み重なりません。

一方で読書は、一人の著者と二人きりでじっくり対話するようなもの。少々退屈でも簡単には逃げ出さず、相手の話に耳を傾ける。この真剣な向き合い方が「体験」として心に刻まれ、人格を形作っていくのです。

AI時代だからこそ、読書が必要

「AIが進化するから、知識なんて覚えなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。しかし著者は、「AIに負けないために」と考えること自体が本末転倒だと指摘します。大切なのは、AIがあろうとなかろうと、「自分の人生をいかに深く生きるか」ということ。読書は、そのための最高のツールなのです。

この本は、読書から遠ざかっていた人に「もう一度、本を手に取ってみようかな」と思わせてくれる、優しくて力強い一冊です。寝る前の15分からでも、あなたの「深い人生」を始めるきっかけにしてみませんか?

この本を読んでみたくなりましたか?

気になった方は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください。

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