目次
結論から言うと
塚本亮さんの『スゴい早起き』は、「早起きは根性じゃなく、心理学に基づいた“仕組み”で誰でもできる!」と教えてくれる本です。朝のゴールデンタイムを使いこなせば、勉強や仕事が驚くほどはかどり、自信に満ちた毎日を送れるようになります。
1 この本を読むと得られること
- 脳のパフォーマンスが爆上がりする 朝起きてすぐの脳は、寝ている間に情報が整理されたまっさらな状態。この「脳のゴールデンタイム」に難しい勉強や創造的な仕事をすると、夜に疲れた頭で取り組むのとは比較にならないほど効率が上がります。著者は、この時間を使って偏差値を30も上げたそうです。
- 「やればできる!」という自信が手に入る 「朝、自分で決めた時間に起きる」という小さな成功体験は、想像以上に大きな自信につながります。自分で1日をコントロールできているという感覚(心理学でいう「自己効力感」)が高まり、何事にも前向きに挑戦する意欲が湧いてきます。
- 意志力に頼らない「早起きの仕組み」がわかる 「頑張って起きるぞ!」という根性論は挫折のもと。本書では、好きな飲み物を用意する、できた日をカレンダーに記録する、スマホを寝室に持ち込まないなど、心理学に基づいた「起きたくなる仕掛け」を紹介。無理なく早起きが習慣になります。
- 毎日がワクワクする「自分の時間」が増える 誰にも邪魔されない静かな朝の時間を、読書や資格の勉強、趣味など、本当にやりたかったことに使えます。「時間に追われる生活」から「時間を楽しむ生活」へと変わり、日々の充実感が格段にアップします。
2 こんな人におすすめ
- 毎日仕事や時間に追われて「自分の時間がない…」と感じている人
- 「どうせ自分なんて…」と自信をなくし、何かを変えるきっかけが欲しい人
- 何度も早起きに挑戦しては、三日坊主で終わってしまった経験がある人
- 資格の勉強やスキルアップをしたいけど、疲れて夜は何も手につかない人
- もっと毎日を楽しく、ワクワクしながら過ごしたいと思っている人
3 もう少し詳しく解説
著者自身の人生を変えた「リアルな体験談」
この本のすごいところは、著者の塚本亮さん自身が「早起きで人生を大逆転させた」経験に基づいている点です。高校時代、偏差値30で退学寸前だった著者が、早起きを武器に猛勉強し、同志社大学、そして世界の名門ケンブリッジ大学大学院にまで進学しました。机上の空論ではない、リアルな体験から生まれたメソッドだからこそ、説得力が違います。
「根性」ではなく「心理学」でアプローチ
「気合で起きる!」ではなく、「どうすればラクに起きられるか?」を心理学の観点から徹底的に解説しています。例えば、目標達成を邪魔する「誘惑物」(スマホや飲み会など)は意志力で我慢するのではなく、物理的に遠ざけるのが一番効果的。また、寝る前に「明日やることリスト」を書くと、脳が安心し質の良い睡眠がとれるなど、科学的な根拠に基づいた具体的なテクニックが満載です。「これならできそう!」と自然に思わせてくれます。
起きるだけじゃない!「朝時間の活用法」まで完璧ガイド
本書の目的は、ただ早起きさせることではありません。その先の「朝時間をどう使い、人生を豊かにするか」までしっかり教えてくれます。集中力がケタ違いになる5つのコツ、英語がメキメキ上達する具体的な勉強法(オンライン英会話やシャドーイングなど)、週末もリズムを崩さない方法など、あなたの朝を「最高の自己投資時間」に変えるための知恵が詰まっています。今まで何をやっても続かなかった人も、この本を読めば、きっと清々しい朝を迎えられるはずです。