目次
結論から言うと
資産運用には「お金を増やす攻めの運用」と「お金を守る運用」の2種類があり、初心者がまずやるべきなのは前者です。この本を読めば、そのための具体的な計画の立て方と、自分にぴったりの投資法を見つける方法がわかります。
1 この本を読むと得られること
- 「お金に働いてもらう」感覚が身につく 私たちが働いて得る「フロー収入」だけでなく、資産が生み出す「ストック収入」という第二の収入源を作る考え方がわかります。これにより、将来への漠然とした不安が具体的な行動目標に変わります。
- 自分に合った投資法が見つかる 株式、不動産、投資信託、FXなど、主要な投資方法のメリット・デメリットが網羅的に解説されています。それぞれの特徴を比較することで、「自分はどのタイプが向いているか」を見極めることができます。
- お金を増やすための具体的な4ステップがわかる 本書独自の「PECDメソッド」（Plan→Experience→Concentration→Diversification）を学ぶことで、やみくもに投資を始めるのではなく、計画的に資産を増やし、守るまでの王道ルートを知ることができます。
- 怪しい投資話にだまされなくなる 「元本保証で高利回り」といったうまい話の裏側や、よくある投資詐欺の手口を学べます。金融機関のセールストークに惑わされず、自分の頭で判断するための「両面思考」が身につきます。
2 こんな人におすすめ
- 将来のお金が漠然と不安だけど、何から手をつけていいかわからない人
- 貯金だけじゃお金は増えないとわかっているけど、投資は「怖い」「ギャンブルみたい」と思っている人
- NISAやiDeCoという言葉は聞くけど、正直よくわかっていない人
- 節約ばかりの毎日から抜け出して、趣味や旅行にもっとお金を使えるようになりたい人
3 もう少し詳しく解説
本書の監修は、延べ51万人以上が学ぶ日本最大級のマネースクール「ファイナンシャルアカデミー」。特定の金融商品を売らない「中立な立場」だからこそ書ける、本当に役立つ知識が詰まっています。
「増やす」と「守る」はまったくの別物！
多くの資産運用本がすすめる「分散投資」は、実はすでにお金を持っている人が資産を「守る」ための方法。本書が教えてくれるのは、これから資産を作りたい人のための、お金を「増やす」方法です。
そのカギとなるのが、本書独自の**「PECDメソッド」**。
- P (Plan: 計画): まずは自分の現状を把握し、いつまでにいくら欲しいのか目標を立てます。
- E (Experience: 経験): 少額で色々な投資を試し、自分に合うもの（得意分野）を見つけます。
- C (Concentration: 集中): 見つけた得意分野に資金と知識を「集中」させて、一気に資産を増やします。成功者はみんなこの時期を経験しているんです。
- D (Diversification: 分散): 目標額を達成したら、今度は資産を「分散」させて、減らさないように守りに入ります。
一般的に言われる「分散投資から始めよう」という常識を覆し、**「まずは集中して増やし、その後に分散して守る」**という、成功者が実践してきたリアルな手順を教えてくれるのが、この本の最大の特徴です。
「無知」こそが最大のリスク
「投資は危険」なのではなく、「知識がないまま始めるのが危険」だと本書は教えてくれます。車の運転と同じで、ルールや操作方法を学べば、リスクはコントロールできるのです。
本書では、株式・債券・不動産・FXといった主要な投資対象について、それぞれの仕組みやメリット・デメリット、かかるコストまで丁寧に解説されています。これらの知識を身につけることが、お金の不安から解放されるための第一歩。
「お金がないから投資できない」のではなく、「将来お金に困らないために、少額からでも投資を始める」。そんな新しいお金の常識を、この本から学んでみませんか？