【3分で要約】『眠れなくなるほど面白い図解犯罪心理学』で知る、ドラマとは違うリアルな犯罪者の頭の中
ニュースで見る衝撃的な事件。「なんでこんなことを…?」と犯人の心理が分からなくて、モヤモヤした経験はありませんか?刑事ドラマで見るプロファイリングって、どこまで本当なんだろう?
そんな疑問を、専門書なのに驚くほど分かりやすく解き明かしてくれるのが、今回ご紹介する『眠れなくなるほど面白い図解犯罪心理学』です。この本、活字が苦手な人でも、図解やイラストでスラスラ読めて、犯罪の「なぜ?」がストンと腑に落ちるんです。
結論から言うと
この本が教えてくれるのは、「ドラマやニュースのイメージとは違う、科学的な根拠(エビデンス)に基づいた”本物の”犯罪心理学」です。犯罪者の心理や行動パターンを知ることで、事件の見方が180度変わり、自分や大切な人を守るための具体的な防犯知識が身につきます。
まずは、特殊詐欺で使われる心理テクニックを知ることから始めてみましょう。
この本を読むと、なにが得られるか
-
メディアの情報の「ウソ・ホント」が見抜けるようになる 「家庭環境が悪いと非行に走りやすいってホント?」「少年犯罪は昔より凶悪化しているの?」など、世間で当たり前のように語られる通説の真相が分かります。情報に流されず、物事の本質を見る目が養われます。
-
犯罪者の「思考パターン」が手に取るようにわかる なぜお金があるのに万引きをしてしまうのか?連続殺人犯は現場にどんなサインを残すのか?サイコパスと呼ばれる人たちの頭の中はどうなっているのか?普段は知ることのできない、犯罪者の特有の心理や思考のクセを図解でわかりやすく学べます。
-
明日から使える「リアルな防犯知識」が身につく 「空き巣に狙われやすい家の特徴」や「痴漢・ストーカーに遭わないための知識」、「巧妙化する特殊詐欺の手口とその心理テクニック」など、具体的な犯罪から身を守るための実践的な知識が満載です。自分や家族の安全を守るための第一歩になります。
今すぐ、自宅の窓の鍵が狙われやすい場所にないかチェックしてみてください。
こんな人におすすめ
- 刑事ドラマやサスペンス映画が好きで、事件の裏側にある心理に興味がある方
- ニュースを見て「なぜこんな悲惨な事件が…」と心を痛めている方
- 「心理学」という言葉に惹かれるけど、分厚い専門書はハードルが高いと感じる方
- 子どもや家族の安全が心配で、具体的な防犯対策を知りたいと思っている方
- 人の心の闇や、普段見えない部分を覗いてみたいという知的好奇心旺盛な方
一つでも該当する方は、きっとこの本の世界に夢中になるはずです。ぜひ試し読みから始めてみましょう。
もう少し詳しく解説
本書を監修しているのは、法政大学文学部心理学科教授の越智啓太氏。犯罪心理学の専門家が、豊富なデータや研究に基づいて解説しているので、その内容は信頼性抜群です。
この本の最大の特徴は、なんといっても「図解」をふんだんに使っていること。難しい専門用語や理論も、イラストやチャートで視覚的に解説してくれるので、「活字アレルギー」の人でも直感的に理解できます。各トピックが見開きで完結しているため、どこから読んでも楽しめ、スキマ時間でサクッと知識を吸収できるのも嬉しいポイントです。
例えば、本書では**「割れ窓理論」**という有名な理論が紹介されています。これは「割れた窓ガラスを1枚放置しておくと、その建物は誰も気にしていないというサインになり、やがて他の窓も割られ、街全体の治安が悪化していく」という理論です。この考え方は、空き巣対策だけでなく、職場の整理整頓やチームのルール作りにも応用できる、非常に興味深い視点です。
また、「女性にも非がある」といった偏見から生まれる**「セカンドレイプ」**の問題にも切り込んでいます。これは性犯罪被害者が、周囲からの無理解な言葉によってさらに傷つけられる二次被害のこと。こうした社会的な問題を知ることで、私たちはより深く、正しく犯罪という現象を理解することができます。
この本は、単なる知識の詰め込みではありません。犯罪という社会問題を多角的に捉え、私たちの日常に潜むリスクを教えてくれる「防犯の教科書」であり、人間の心の複雑さを探求する「心理学の入門書」でもあります。
事件のニュースを見る目が変わり、日々の生活に役立つ知恵が得られる一冊。ぜひ手に取って、眠れなくなるほどの知的好奇心を満たしてみてください。
この要約が参考になりましたか?
完全版を読んで、さらに深い知識を手に入れましょう!
